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本籍地はどのようにしたらわかる?

夫婦や親子関係を証明したり、その他の相続人を確認したりするために、戸籍謄本を手に入れる必要があります。この戸籍謄本は、ご自身の本籍地のある役所で手に入れることができます。しかし、日頃、本籍地がどこかについて意識しないので、本籍地がどこかわからないという人も少なくありませんか? 私も弁護士になる前や結婚する前はそうでした。

では、本籍地を思い出せないときは、どのようにしたらよいでしょうか? 答えは簡単です。ご自身の住民票を手に入れれば、本籍地はすぐにわかります。下の図1の「本籍」欄に記載があるのが本籍地となります。

図1 住民票の写し(世帯連記式)サンプル
「さいたま市/住民票の写し等の様式変更について」からの引用
https://www.city.saitama.jp/001/001/003/p042691.html

住民票はどうやって手に入れる?

住民票は、お住まいの役所の窓口で取得する他に、郵送でも手に入れることは、意外に知られていません。また、コンビニで手に入れることができる自治体もあります。

ここでは、日頃忙しくて役所の窓口に行けない方や、コンビニでの取得に対応していない自治体にお住まいの方に向けて、住民票を郵送で手に入れる方法についても解説します。できるだけ具体的、かつ、丁寧に解説するために、私の事務所のある埼玉県さいたま市を例とします。

「さいたま市 住民票 郵送」でインターネット検索をすると、「さいたま市/住民票の交付請求」が検索結果の一番上に出ると思います。そのページに飛ぶと、「住民票、戸籍郵送請求 (さいたま市郵送請求処理センター)」というリンクがあるので、そこをクリックします。このページで大事なポイントは、次の3点です。

  1. 請求用紙のダウンロード
  2. 請求先の住所
  3. 発行手数料

所定の請求用紙ではなくても、住民票を手に入れることはできます。ただ、所定の用紙を使った方が間違いがなく安全なので、所定の用紙を使いましょう。さいたま市の所定の請求用紙は、ページの下の方にある「住民票等郵送請求書(PDF形式 84キロバイト)」をクリックしてダウンロードできます。

請求先の住所は、一般的には役所の住所になります。ただ、政令指定都市などは、専用窓口があることが少なくありません。専用窓口でなくても受け付けてもらえますが、ここも間違いがないように、請求先の住所を確認しましょう。さいたま市の場合は、市区役所ではなく「さいたま市郵送請求処理センター」となります。

住民票の発行手数料は、戸籍謄本とは違って、自治体によって異なります。手数料が足りないと二度手間になるので、発行手数料の確認も忘れずにしましょう。さいたま市の場合は1通300円となります。

請求用紙の記入

請求用紙をダウンロードして、プリントアウトしてください。図2は記入例ですのでご覧ください。

住民票の写し等請求書の記入例
図2 住民票の写し等請求書(郵送請求用)記入例
注意点

ここで大事なポイントは、「1・本籍・筆頭者」に丸をつけることです。これを忘れると、ここでの目的である本籍地を知ることができませんのでご注意ください。

定額小為替を手に入れる

発行手数料は、定額小為替(ていがくこがわせ)か、現金書留で支払う方法があります。

定額小為替はどこで手に入れるかご存知ですか? 郵便局の窓口で買います。私は弁護士になるまで定額小為替を買う機会がほとんどなく、どこで手に入れるかよくわかっていませんでした。定額小為替は郵便の窓口ではなく、ゆうちょ窓口で買うので、窓口の受付時間は事前に確認しておいてください。

定額小為替は、郵便局の所定の用紙で買います。図3に記入例を載せたのでご覧になってください。すでに調べた住民票の発行手数料と同じ金額の定額小為替を1枚買ってください。定額小為替の発行手数料は、1枚100円です。有効期限がありますのでご注意ください。

定額小為替振出請求書 記入例
どちらがお得?

先ほど、住民票の発行手数料は、定額小為替か現金書留で支払うと説明しました。定額小為替と現金書留のどちらがお得でしょうか? それは、定額小為替の方です。なぜなら、現金書留は割高ですし、宛名などを手書きしたり印鑑を押したりする必要があり定額小為替より手間がかかるからです。

投函

以下の4点すべてを、調べた請求先の住所に郵送します。なお、私は普通郵便(84円)で送っています。

  1. 所定の請求用紙
  2. 定額小為替
  3. 本人確認書類(運転免許証、健康保険証、マイナンバーカード、パスポートなど)のコピー
  4. 返信用封筒(84円切手を貼り住所を記入したもの)

不備がなければ、1週間から10日程度で住民票が届きます。不備がある場合には、担当者から電話があるので指示に従ってください。

以上が、日頃忙しくて、役所に出向いて住民票を手に入れることが難しい人のために、住民票を郵送で手に入れる方法について解説しました。