DV暴力克服ワークショップ

2015年2月28日(土)19時から21時,3月1日(日)9時半から17時に,都内某所で行われた「DV暴力克服ワークショップ」の見学に行ってきました。このワークショップは,草柳和之先生が代表を務めるメンタルサービスセンターが主催したもので,多くのDV加害者が参加していました。このワークショップは約15年にわたって定期的に行われており,回数として60回を超えているそうです。スタッフは,草柳先生を含めて,4人の専門職がいました。ワークショップ参加者は全員男性で,年齢や職業,住んでいるところ,参加回数などは様々でした。

秘密保持の関係でワークショップの内容について具体的で詳細なことは書くことはできません。なので,ざっくりとした内容だけ紹介したいと思います。1日目は,オリエンテーションと自己紹介,あるテーマに基いてワークショップ参加者が実体験に基づくエピソードを披露して終了でした。2日目のほとんどはロールプレイです。このロールプレイを通じて,参加者は自分自身の問題点や,より良い関係を築くためのヒントを学び取っていました。

私はこのようなグループセラピー的なものを見るのは初めてでした。ですので,意味合いがよくわからないものも少なからずありました。しかし,すべてが新鮮で興味深かったです。2日間のワークショップですが,集中が途切れることなく見学させていただきました。

実際にワークショップを目の当たりにすることができたので,事件の依頼者でDV暴力の克服を希望している人がいたら,このワークショップの模様を話すことができます。それを聞くことで依頼者もイメージしやすくなると思います。ひいては,DV克服プログラムを受講するモチベーションが高まればと思います。

また,ロールプレイをいくつも見て,DV加害者の感情や妻とのコミュニケーションにおいて,共通する特徴が見られました。もちろん,この特徴は参加者全員というわけではありませんし,DV加害者全般として言えることではないと思います。しかし,DV加害者のある種の特徴を,文献等から知識として得るのではなく,生の体験から実感できたというのはとても有意義でした。

このワークショップの見学から得たものを弁護士業務にも活かしていきたいですね。

弁護士前園進也の近影

弁護士(アーネスト法律事務所所属)
離婚家庭・再婚家庭の子どもとして、夫婦や家族の問題について情報発信をしています。