
将来的になんですが、障害をもつ子どもをサポートしてくれる人として、成年後見人をお願いするかもしれません。一番気になるのは、費用面です。

確かに、みなさん、費用がどれぐらいかかるか気にしていますよね。

はい。いくら子どものために残しておけばいいのか。

それでは、成年後見人に支払う報酬について解説します。
基本報酬と付加報酬
成年後見人の報酬には、基本報酬と付加報酬の2種類あります。
基本報酬は、その名のとおり、後見人が請求すれば必ずもらえる報酬です。
他方、付加報酬は、次のような特別な場合に支払われる報酬です。
- 病院や施設についての手続きなどに特別に難しい事情があった場合
- 本人の代わりに土地建物などを売却した場合
- 本人の代わりに裁判を起こした場合など

私の経験では、保険金の手続き、交通事故の示談交渉などで、付加報酬を認めてもらったことがあります。
基本報酬の金額

基本報酬の金額はいくらなんでしょうか?

今のところ、月額2万円が最低額になります。

そうなると、年に24万円になりますね。

ただし、ご本人の財産が増えると、月額が増えます。
預貯金や株式など簡単に現金化できる資産の合計額によって、次のように増額します。
合計額 | 月額 |
---|---|
1000万以下 | 2万円 |
1000万円から5000万円まで | 3〜4万円 |
5000万以上 | 5〜6万円 |